前回打ちのめされたやる夫。
今回はちょっと寄り道して基礎コマンドとかディレクトリ構造の基礎とかやります。
やる夫は理解できるのか?
前回はひどかったお!!
後半何言ってるのかわかんなくてついていけなかったお!!
あ、あぁ、すまなかったな・・・
アレはたしかにアレだった・・・
ひどすぎるお!!
常識的に考えるお!!
仕方ないから今回こういうことになってるじゃないか。
さらっとだが、基本コマンドとディレクトリ構造について
説明をしておこう。
よろしく頼むお!!
まずはコマンドからだな。
前回出たlsは覚えているか?
覚えてるお!!
流石に一つは覚えたお!!
コマンドの使い方なんだが、基本的には
コマンド [オプション] 引数
というのが書式である場合が多い。
例えば、lsに-lというオプションを付けると
ファイルとディレクトリがリスト形式で出力される。
で、引数には目的のディレクトリだな。
ふむ。。。
前回の
$ ls /dev
ってのはオプション無しで引数に/devってことかお?
あぁ、そういうことだな。
ちなみにコマンドオプションだが、大抵のコマンドは--helpというオプションがついてて、
困ったときはこれをつけると簡易なヘルプが表示される。
こんな感じだな。
これは親切だお!!
ちなみにmanというマニュアルを見るコマンドもある。
これも便利だが、セクションをちゃんと指定しないと
目的のページが見れないこともあるのが難点だな。
ただ、使いこなせれば非常に強い味方になる。
他に最初に覚えておくべきコマンドとかあるのかお??
あぁ、前回やったcatとかもよく使うな。
これはファイルの中身を表示するだけのコマンドだ。
書き換えることはないから、設定ファイルやらなんやらの中身を確認するのによく使う。
あとはcd。
これはカレントディレクトリを移動するときに使う。
ちなみに引数なしでcdだけ実行すると自分のhomeディレクトリに移動することができる。
とりあえず3つかお?
これくらいなら覚えられそうだお!!
あぁ、まぁ、今はとりあえずこんなものかな。
他にも覚えたほうがいいものはたくさんあるが、
まぁおいおいちゃんと教えるからな。
わかったお!!
次はでぃ?れく・・・とr???
なぜそんなに自信なさげなんだ・・・
ディレクトリっってそもそもなんだお?
うーん。。。そもそも何かと言われると説明が難しいのだが。。。
Linuxにおけるファイル、フォルダの構成、という感じか?
かなりぼんやりしているが。
フォルダ・・・がディレクトリ・・・?
うむ。
Linuxのディレクトリは/を頂点としたツリー構造になっていて、
ディストリビューションごとに多少の違いはあるが、基本的に似たような配置を取っている。
この標準の構造のことをFHS(Filesystem Hierarchy Standard)というのだ。
WindowsでいうCドライブ、Dドライブを頂点として、Program fileとかUsersとかが配置してあるのと
似たようなものだと思っておけば受け入れやすいかもな。
ふーむ。。。
統一されてるのかお?
ある程度、だな。
FHSってのは「こうすると良いですよ」というものであって、
厳密に「こうでなければならない」というものではない。
ただ、メジャーなディストリビューションにおいて上の方の階層が
このFHSに反していることは少ないと思うぞ。
ふむ。その存在はわかったけど、
具体的にどうなってるんだお?
まぁ、今回はさわりだからな。
$ ls -l /
とか叩いてみろ。
/つまり頂点から一つ目のディレクトリ全部が見られるから。
$ ls -l /
・・・と。
これ確か/にあるファイル、フォルダをィスと表示だったお!!
ふむ、よく覚えているな。
良い傾向だ。
なんかいっぱい出たお!!
まぁ、いずれはほぼ全部の役割と、更に細かいディレクトリの配置はやるんだが。
今はそこまで覚えられないな。常識的に考えて。
とりあえず重要なとこ抜き出して解説するとこんな感じだな。
それでも多いお><;
今は基本概念を覚えておけば問題ないぞ。
あと、それぞれのディレクトリはなんかの略になってることが多いから、
ある程度想像がつくかもな。
/etc はetcで色々、/procはプロセスで、/devはデバイス、みたいな感じかお?
うむ。そんな感じだな。
あと現在覚えておくべき概念としては、カレントディレクトリ、
あと絶対パスと相対パスというものがある。
カレントディレクトリはなんとなくわかってるお。
cdで移動するアレだお!!
あぁ、よく覚えているな。
今日のやる夫は筋が良い。
カレントディレクトリとは、「今いるディレクトリ」だな。
ちなみにこれは $ pwd で確認できる。
でも移動することってあるのかお?
そりゃ多々あるぞ。実際は絶対パスで引数渡せば移動しなくても色々できたりするが、
深い階層の絶対パスとかいちいち入れるのめんどいだろう常識的に考えて。
なるほどだお。
しかし絶対パスってなんだお?
やはりそこからかよ・・・
絶対パスというのはさっきのディレクトリ構造の/から指定するパス、
対して相対パスというのは自分が今いるディレクトリからのパスだ。
何だ簡単だおwwww
見分け方としては最初に/がついているか否か、だな。
例えば/home/yaruo/pictures/hoge.gif というのは絶対パスになる。
これが/home/yaruoにいるときの相対パスなら?
えーと、
/home/yaruoにいて、最初に/つけないから・・・
pictures/hoge.gifかお??
あぁ、今回のやる夫は本当に理解がよいな。
雪でも降るんじゃないか?
ひどいお><;
やる夫だってやるときはやるんだお!!
もう一つ。
カレントディレクトリから今のディレクトリを表すには./を使う。
一つ上の階層を表すのは../だな。
え?どういうことだお??
やってみたほうが早いな。
今 /varにいるとしてだ。
.もしくは./で今の階層、つまり/varを指定したのと同じことになる。
..もしくは../で一つ上の階層、つまり/を指定したのと同じことになる。
わかったようなわからないようなだお・・・
実際に打ってみるとこんな感じだな。
おぉ!!見てみるとよく分かるお!!
上の方のディレクトリ構造と合わせれば余裕だおすごいお!!
まぁ、今はこんなもんだな。
そのうち対象のスクリプト指定してうんたらかんたらする時とかによく使うし、
このあたりの概念がわかってないと解説もイマイチ理解できなかったりするから
ここはしっかり復習して覚えておくように。
理解しづらかっったらさっきのように実機や仮想環境で移動とかして
動きを把握しておくのも重要だな。
今回は余裕だったおwwww
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